2017.04.17更新
金峯神社
所在地 | 奈良県吉野郡吉野町 吉野山1651 |
---|---|
位置 | 北緯34度20分34秒 東経135度52分54秒 |
主祭神 | 金山毘古命 |
社格等 | 式内社(名神大)・郷社 |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 10月第3日曜日 |
金峯神社(きんぷじんじゃ)は奈良県吉野郡吉野町にある神社である。吉野山最奥の青根ヶ峰のそばにあり、吉野山の地主神を祭る。式内社(名神大)で、旧社格は郷社。
境内はユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年〈平成16年〉7月登録)の構成資産の一部。
吉野山の地主神である金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祀る。
創建の経緯などは不明である。『栄花物語』には藤原道長が詣でたことが記されている。明治以前の神仏習合時代には「金精明神(こんしょうみょうじん)」と呼ばれ、本地仏は阿閦如来、釈迦如来、大日如来(金剛界)とされていた。金精の名は金峯山は黄金を蔵する山という信仰があったことが背景にあると思われる。
義経隠れ塔は、金峯神社脇の小径を下った場所に建つ宝形造・檜皮葺きの簡素な塔である。追っ手に囲まれた源義経が屋根を蹴破って逃げたといわれ、「蹴抜の塔(けのけのとう)」とも呼ばれる。現在のものは大正初年に再建されたもの。
金峯神社