2015.07.19更新
善光寺
御詠歌
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撫佛
善光寺
善光寺如来
不動尊
所在地
長野県長野市元善町491
位置
北緯36度39分42.19秒
東経138度11分15.81秒
山号
定額山
本尊
一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏)
宗派
無宗派
別称
信州善光寺、信濃善光寺
札所等
西国三十三所
・
坂東三十三箇所
・
秩父三十四箇所
(各番外札所)
文化財
本堂(国宝)
三門、銅造阿弥陀如来及び両脇侍立像ほか
(重要文化財)
善光寺(ぜんこうじ)は、
長野県
長野市
元善町
にある無宗派の単立
寺院
で、住職は「大勧進貫主」と「大本願上人」の両名が務める。日本最古と伝わる
一光三尊阿弥陀如来
を本尊とし、善光寺
聖
の
勧進
や
出開帳
などによって、
江戸時代
末には、「一生に一度は善光寺詣り」と言われるようになった。今日では御開帳が行われる
丑年
と
未年
に、より多くの参拝者が訪れる。
山号
は「定額山」(じょうがくさん)で、山内にある
天台宗
の「大勧進」と25院、
浄土宗
の「大本願」と14坊によって護持・運営されている。「大勧進」の
住職
は「貫主」と呼ばれ、天台宗の名刹から推挙された僧侶が務めている。「大本願」は、大寺院としては珍しい
尼寺
である。住職は「善光寺上人」と呼ばれ、
門跡寺院
ではないが代々
公家
出身者から住職を迎えている。
2014年
(
平成
26年)現在の「善光寺上人」(「大本願上人」)は
鷹司家
出身の121世
鷹司誓玉
である。
古えより、「四門四額」(しもんしがく)と称して、東門を「定額山善光寺」、南門を「南命山無量寿寺」(なんみょうさんむりょうじゅじ)、北門を「北空山雲上寺」(ほくくうさんうんじょうじ)、西門を「不捨山浄土寺」(ふしゃさんじょうどじ)と称する。
特徴として、
日本
において仏教が
諸宗派
に分かれる以前からの寺院であることから、宗派の別なく宿願が可能な霊場と位置づけられている。また
女人禁制
があった旧来の仏教の中では稀な女性の救済
[2]
が挙げられる。
三国渡来の絶対
秘仏
の霊像と伝承される丈一尺五寸の
本尊
・
一光三尊阿弥陀如来像
が本堂「瑠璃壇」
厨子
内に安置されている
[3]
。その姿は寺の住職ですら目にすることはできないとされ、朝の勤行や正午に行なわれる法要などの限られた時間に金色に彩られた瑠璃壇の戸張が上がり、瑠璃壇と厨子までを拝することが通例とされる。数えで七年に一度の御開帳には、金銅阿弥陀如来及両脇侍立像(前立本尊)が絶対秘仏のご本尊の分身として公開される。
また、
日本百観音
(西国三十三所、坂東三十三箇所、秩父三十四箇所)の番外札所となっており、その結願寺の秩父三十四箇所の三十四番水潜寺で、「結願したら、長野の善光寺に参る」といわれている。